Makitaのチェンソー、MUC353DPG2
18Vバッテリーを2つ装着して動かす充電式バッテリーチェンソーです。
リアハンドルだと収納性がどうのこうの言う方もいますが、個人的にチェンソー、バッテリーチェンソーを知るには名機だと思います。
買ってから数年経つけど、仕組みを知ればまだまだ遊べます(笑)
操作性は簡単です。
まず、18Vバッテリーを差し込みます。
電源スイッチをON。
上にあるトリガーを押し込むと、下のトリガーも握れます。
これでチェーン刃が回ります。
バッテリーを差したら、すぐ起動できることがメリット。
エンジンチェンソーの混合燃料を作る手間や保管のシビアさがなくなります。
なかなかエンジンがかからなくて、ひたすらスターターロープを引くのから解放されます。
また、静かなのも特徴。
ご近所さんとの関係を大事にするなら、田舎でもエンジン音は控えたいんですよね。
デメリットもありますよ。
木の太さが15cmを超えてくると負荷がかかってストップします。
広葉樹だと15cm以下でも止まるときがあります。
ただ、思うんですけど、幹が15cmを超えてくると木も相当大きいですよね。
脚立を使っての不安定さや切り倒すスペースなどを考えると、その木はもうプロに頼んだ方がいいのではないですか??
今は簡単に病院には行けない時代ですよ。
ついでに言うなら、装備も甘く考えず、しっかりつけてください。
さらに奥まった話を。
このチェンソーは、モーター⇒スプロケット⇒チェーン刃と力を伝えていきます。
ガイドバーはチェーン刃の行き先を誘導しています。
スプロケット、チェーン刃、ガイドバーの関係する数字がわかってくれば、チェンソー中級なのかなと思うんですが、まぁ、わかりづらい(笑)
最近、少しわかってきたので、やっとカスタマイズに乗り出せるようになりました。
覚えておきたい言葉は、「ピッチ」と「ゲージ」。
ピッチは、スプロケットやチェーン刃に関する数字。
3/8とか1/4といった分数。
チェーンをかしめた長さを2で割った数字らしい。
スプロケットの歯車は、それに合わせたチェーン刃でないと回せないので、自分のチェンソーの数値は覚えておくといいです。
次に、ゲージは、ガイドバーやチェーン刃に関する数字。
ガイドバーの溝の幅をゲージと言います。
少数やミリでの表記がそれ。一応、変換した数字をのせてみました。
よく見かける溝幅は1.3mmかなと。
このゲージとピッチの数字の意味がわかるようになると、ガイドバーの長さが変更できるかわかるようになります。
負荷がかかって止まるんなら、短くしてもっと速く回せないかな?とかね。
いくつか候補があることがわかりましたけど、独学なもんだから苦労したぞ(笑)
その先の話がMUC353にはある(笑)
こいつのカスタムの可能性がなかなかに面白い。
スプロケットの構造をよく見てください。
クリップで固定しています。
クリップを外すと、手軽にスプロケットが交換できるのです。
ここ、かなりのポイントですよ!
そして、MUC353という機種は、3/8ピッチのチェーンを使う機種と、1/4ピッチのチェーンを使う機種が存在します。
3/8
1/4
うっすらと見える歯車の数の違い、わかりますかね?
中心の穴は同じなのでコンバート可能。クリップで固定するだけ。
MUC353が1台、スプロケットが2つあれば、いろいろな組み合わせの切れ味が試せるようになるわけ。
いろいろチェックしましたけど、マキタのバッテリーチェンソーでスプロケットからいじれるのはこいつだけでした。
トップハンドルのバッテリーチェンソーは25AP仕様しかなかった・・・。
そうなると、スプロケットは1種類しかないから、試しようがない。
そんなわけで、うちのチェンソー用に25AP(1/4)のスプロケットを手配中。
これについては、後日に報告したいと思います。
ただ、MUC353いじりはこれだけではない(笑)
第1弾となる組み合わせが届いたので、こちらは近日中にやります。
題して、「オレゴン1.1mmガイドバー編」
気になる方は、お楽しみに。
今日も明日も日々是好日で。