観音扉を補修に取り組んでいます。
今回は、扉の枠の交換する部材の選定。
木製建具の材料って、その辺で買ってくるの実は難しい。
なぜかって?
杢目(もくめ)の向きとか、節の有り無しが関係してくるから。
ホームセンターの木材では、反りはあるし、節は多しで、どうにもできない。
今回は地域の共有財産だから、気を使ってみたいと思っています。
で、kandzumeの木材ストックから引っ張り出したのがこれ。
家をリフォームしたときに出てきたものとか、ずっとストックしてたものとか。
細い木材。
端をちょっと切って、年輪を見てみる。
1mm以下の年輪がギッシリ。
これなら格子の年輪の雰囲気に合うのでは?
こっちは太くて古い木材。
もともとは梁として使われていたもの。
リフォームの際に一部切り取られました。
あっ、今、住んでいる家にはさらに梁の補強が入っているので大丈夫ですよ。
これだけ太いのに、節は見当たらないし、杢目も細かい。
ポテンシャルはかなり高い。
古材ゆえに古釘があって、処理は必要ですが。
一応、断面もチェック。
うん、やっぱり年輪は細かいですね。
178cmもあれば、痛んでいるところは避けられるのではという甘い考え(笑)
次回は挽いてみますか。
今日も明日も日々是好日で。