Hikokiと呼ばれる前のHITACHI時代のマルノコ、FC6BB2です。
買ったのは10年以上前でして、手頃な価格の廉価版入門機です。
安い理由は、何と言っても鉄ベースであることでしょう。
そして、それが10年前の自分の工作を苦しませる(笑)
近頃までほとんど触ってませんでしたが、昨冬にクリーニングしました。
でも、アルミベースのマルノコに慣れた私には使う機会は少ない(笑)
そんなとき、こんな記事を見つけました。
えっ!互換性があるの?
部品番号までわかり、すばらしい情報でした。
さきっぽ様、ありがとうございます。
ということで、馴染みの金物屋でアルミベースを注文して、手元に届きました。
さきっぽ様、ごめんなさい。私の方は税込4092円で手に入ってしまいました。
自分の足で取りに行ったので、送料もかからずでして・・・。
ときどき、ネット注文よりもスゴいことが起こるのが金物屋さん。
では、鉄ベースをアルミベースに交換です。
刃は間違いなく邪魔なので、外してください。
前後のネジを外せれば、基本的にベースも取れるはず。
まずは前側から。
イモネジをゆるめます。
このイモネジは、刃の平行を調整するネジを固定しています。
ドライバーとスパナで外します。
続いて、後側。調整ノブを外していくと。
ネジの行き場がなくて、このままではベースが外せません。
なので、刃物カバーも外してしまいます。
ここのネジはネジロック剤つきで固いです。なめないように気をつける。
これで刃物カバーがずれるので、スプリングも引っかけを外して、取り外します。
やっと、鉄ベースの取り外しができました。
折角なので、ベースの比較。リブのつき方が違っていて見た目で強度がわかります。
いろんな方向に肉厚な分、アルミベースの方が縦長です。
アルミベースを組んでいきます。
刃物カバーを入れてベースも入れて、という感じでここが一番ゴチャゴチャします。
後側のノブを締めるところまでくれば落ち着いてきます。
刃物カバーをネジで固定。
前側の調整用ネジを組みます。
ナットを締めます。イモネジは調整してからなので、まだです。
刃も組み付ければ、ひとまず形になりました。
このまま使っても、真っ直ぐ切れません。
何かおかしい?の世界になります。
ここからは調整です。
まず、刃の平行度。
刃の前後の位置を差し金やスコヤの目盛りで見ます。
前後で1mmは違ってました(笑)
調整ネジを回して調整します。
前後の調整が終われば、イモネジを締めて完了。
あとは、刃の直角具合も見ます。
角度調整の目盛りを信じて固定してみたけど、微妙に違うなぁ。
このまま、ちょこちょこいじって直角に固定してもいいけどさ。
アルミベースにあるこのイモネジって、なんだか知ってます??
イモネジの行き先はここ。
角度調整の最後に行き当たるところをほんのちょっぴり調整できます。
今回はこれをいじって、ベースと刃の角度を90°に調整しました。
最後には、いつものこれを。
アルミベースにシリコングリスをスプレーして塗りつけます。
アルミベースではありますが、廉価版のためかザラザラしてます。
塗りすぎか?というくらいやって、こいつの場合は正解です。
これで、FC6BB2改の完了です。
荒切り、太切り等で使っていこうと思います。
今日も明日も日々是好日で。