穴開けの依頼です。
ただ、結構面倒なやつになります(笑)
1枚は貫通で16mmの穴、もう1枚は座彫りで15mmの異径。
しかも、同じ場所でも大変なのに、少しずらして穴開けという・・・。
仮に組み立てると、こういうことになります。
最終的に真っ直ぐな棒を穴に突っ込むのですが、持ち手が平行四辺形だから、上と下の穴は同じ位置にならない。
上下がピタッと満足いくように棒を通すのは、経験上大変です。
スゴい手間なんだからっ!(笑)
なので、平行四辺形はこちらで手を加えさせてもらった。
上下のズレは15mmになるようにしてます。
つまり、差し金ひとつ分。
これでマーキングの手間がかなり楽になります。
下側はスコヤひとつ分(18mm)でマーキング。
上側は15mmずれるので、差し金とスコヤの2枚合わせでマーキング(33mm)。
これでかなり合理的に作業が進みます。
穴の開け始めは、上下の板を合わせてから進めます。
上下で差し金をひとつ分ずらしてセット。
上側の16mmの穴開けの途中でストップします。
そういえば、先日研いだこの刃はよ~く切れました(笑)
2枚重ねを外すと、下まで刃の先端が届いているので、下の板の中心点が出ます。
上の板はそのまま貫通させて仕上げます。
裏表で刃を入れるとキレイに開きます。
下の板は中心点がしっかり出てるので、ボアビット15mmで穴開け。
先に少し凹ませたので、先端のブレもありません。
座彫りの深さは5mm程度にしました。
これで組み立てれば、棒を通す位置はピタッと決まるはず。
イメージどおりに組み立てができました。
板にそれぞれマーキングしてそれぞれ穴開けをするよりも、縦ズレ横ズレがなくて位置が合うと思います。
実際に15mmの棒を差し込んだら、スルスル~ピタッとはまりました(笑)
ちょっぴり面倒だったけど、依頼達成!
本日もお粗末さまでした。